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世界のファッション

キッズ美人コンテストと薬の事件

少女 凄い目力、お人形のような肌と顔、エキゾチックな意匠。その小さな女の子の写真をウェブサイトで見かけたときは、てっきりフォトショップの美人作成チュートリアルだと思っていました。
 もう、思い切り人形なんですよ。肌が。そして、目だけはリアルに。フォトショならお茶の子さいさいで仕上がってしまう感じの絵ですが、これが本物だと知ったときは驚きました。
"child beauty pageants"

 この語句で検索をかけて見てください。人形のような女の子がズラズラと出てきます。



 凄い厚化粧をして、可愛く着飾って、ミスを決める大会ですがなんだか若干異様な雰囲気を感じてしまうのも否めないところです。

 今回の事件は、このコンテストで上位を狙うため、トップを狙うために、「ママ」が子供に「Botox(ボトックス)」を使ったというモノでした。
 ボトックスとは、現在アメリカで人気を博する「プチ整形」で、シワの部分に注射してシワを軽減すると言うものです。
 子供にシワがあるのかどうかは分かりませんが、それを5歳の自分の娘に注射していたというのです。

 ボトックス自体は、比較的安全が確保されている薬ではあるそうなのですが、やはり「子供」に対して使うのはどうなんだと言うことで、批判が多数出ているようです。


 しかし、確かにこの異常にお金がかかったような衣装、厚いお化粧。
 ママ達が自分の娘を可愛くするためにヒートアップしている様子がうかがえます。これが異様な雰囲気の正体だったのかも…。


※2007年のコンテスト。この頃も批判が出ている。

 5歳の子供なのに、こんなダンスをさせるなんて行き過ぎだという批判も出ています。ヒートアップしすぎて、方向性がマズい方へ向かってしまった感じがします。
 こういったコンテストに出場する子供達は、食事の管理も厳密にされていて、摂食障害などを患うこともあるのだとか。

 しかし、なんだか子供を思う親の気持ちはどこの国でも似たようなモノなのかも知れません。日本の子供もなんだかアイドルの低年齢化やら何やら、アメリカを批判できる立場でもない感じがします。

 アルプスの少女ハイジのような、素朴でさわやかな少女が優勝するような方向性になれば良いですね。




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